この記事のタイトル《ハンドメイド販売の写真は「着用画像」を1枚目に!》というの持論ですが、かなり効果があると思っています。
実際minneのピックアップに選ばれる写真も、圧倒的に着用画像が多いのですよー。
「ピックアップってなに?」「ピックアップされるとどうなるの?」という方はこちらの記事をまずはどうぞ!→minneのピックアップと特集ページに掲載されたので、その威力について紹介する。
出品したけど売れない・・誰にも作品を見てもらえない・・なんて悩みが吹っ飛ぶほどのアクセスとお問い合わせがきます。笑
「ピックアップとかそこまでは考えてないよー」という方も、ピックアップされる作品=購入者にとって魅力のある作品・魅力を伝えるのが上手な作品ということですから、作品を買ってくれる人のことを考えるならぜひ意識してみてほしいと思います。
この記事では写真の撮り方のコツと、なぜ着用画像が効果的なのかについて書いていきます。
ハンドメイド販売における写真の重要性
日本最大級のハンドメイドマーケット、minne。その販売場所は、ご存知の通りネット上です。
実際に作品を手に取ることのできない購入者にとって、写真は大切な情報源。
その中でも、作品ページの1枚目の写真は特に重要!
特集・ピックアップに掲載されるのは1枚目の写真です。購入者が作品を探すときに、一覧に表示されるのも1枚目の写真なので、とにかく1枚目に設定する写真は相手に興味を持ってもらえるような魅力的な写真である必要があります。
では魅力的な写真ってどんな写真なのか?
実際にminneトップページに掲載されている写真をじっくり眺めて研究してみました。

一に写真、二に写真!
トップページに掲載されているピックアップ作品や特集のバナーは、どれも「もっと作品の詳細が知りたい!」と思わずクリックしたくなる写真ばかりです。
作品のジャンルも雰囲気もまるでバラバラですが、どれも「思わずクリックしたくなる写真」、ですよね!
これらの写真の共通点を探してみました。
作品の特徴が正確に伝わる
大前提として、ピントが合っていること!当たり前のようですが、よーく見てみるとピンボケしてること、たくさんあります。
それから写真が暗すぎたり白飛びしていないこと、スマートフォンのアプリなどのフィルタを使わないこと。作品の色味がきちんと伝わらないので、(特にフィルタは)ネットでの販売では言語道断です。
また、トップページに並んでいる写真を見ると、どれも十分な光の下で撮影されていると思われる明るい写真ばかりです。
かと言って、蛍光灯の光やオレンジっぽいライトの光なども違った色味に見えてしまうし、何よりきれいな写真に見えないので、できるだけ午前中の自然光で撮影するのがオススメです。夕方だと夕日の色になっちゃうからね。
1枚目の写真で作品の概要を伝える
前述の通り、1枚目の写真は「作品の顔」となるのでとっても大切!
その作品が何なのか、誰に向けたものなのか、色・形・素材、サイズ感・・・
写真で伝えるべきことを、伝えられる限りに写真に落とし込み、かつその作品の魅力が伝わるようなディスプレイ・構図であることがポイントだと思います。
何ソレ難しい!そんなカメラの技術ない!と思った方もいるかもしれませんが、結構単純なことです。
例えば、私がピックアップに選んでいただいた「ぷっくりウールのかぼちゃパンツ」の1枚目の写真がこちら。
先ほど挙げた「その作品が何なのか、誰に向けたものなのか、色・形・素材、サイズ感」という内容が伝わりますか?
・その作品が何なのか→子供服
・誰に向けたものなのか→子供
・色→ブラウン
・形→ぷっくりと膨らんだシルエット
・素材→布
・サイズ感→2~3才の子供が履いたサイズ感が伝わる
上記のことが写真から自然と読み取れるのではないかと思います。
また、「作品の魅力が伝わるようなディスプレイ・構図であること」←これ、かなり抽象的な表現になってしまいましたが、言い換えれば「作者のイチオシポイントがアピールできている写真であること」ってところでしょうか。
「作品のイチオシポイント」というのは自分の感覚で構いません。
このかぼちゃパンツで言うと、私は「ボリューミーなシルエットが特徴であり魅力だ」と思っているので、平置き写真ではなく、よりシルエットの伝わる着用画像を1枚目の写真に選びました。
多分、これがかぼちゃパンツを床に置いて撮影した写真だったら、ピックアップには選ばれていなかったと思います。
というわけで、
服を売るなら1枚目は着用画像にするべし!
minneではさまざまなジャンルの作品を売ることができますが、服の場合は特に、床に置いただけだとシルエットやサイズ感、下手すれば誰に向けた服なのか(子供服か大人服か、男性用・女性用など)も分からなくなってしまいます。1枚目の写真で見ている人により多くの情報を伝えるなら、実際に作品を着用した写真を使うのががダントツ有利です。
同じく服でピックアップ掲載を狙うなら、着用画像か、少なくともトルソーに着せて撮影するのが超オススメ!
過去のピックアップを遡っても、服の場合は基本的に人物の着用画像かトルソーに着せてあるもののみしか選ばれていません。過去6か月分を確認してみたところ、人物着用・トルソー着用でない写真は1枚だけでした。(その1枚はハンガーにかけてコーディネートされたもの。)
ここまであからさまに着用画像だけが選ばれているにも関わらず、1枚目の画像に着用画像を持ってきている作家さんってそんなに多いわけではありません。1枚目を着画にしなくても服は売れますが、より購入者に分かりやすく、より作品を見てもらえるように、そしてよりピックアップされやすくするならオススメの方法です。
minneでピックアップに選ばれるコツ!とか言う記事はよくあるけど、「着画を1枚目に設定するべし!」って書いてる記事は私が見た限り今のところないような気がします。・・・穴場です!
ちなみにアクセサリーにもオススメの方法です。アクセサリーは着用画像でなくともなんとなくサイズ感・ターゲット層が掴めるので、作品の魅力が伝わればそれでいいと思います。
しかし、かなり多くのアクセサリー作品が1枚目画像を作品単体で写している中、ピックアップに選ばれるのは着用画像率がなかなか高い。
やっぱり着けたときのイメージが伝わるのは大きなポイントとなると思います。
インテリアや食器も、使用イメージの分かる写真が好まれます。
ちなみに特集なら着用画像ではなく、平置き画像のものもたくさん選ばれています。私が特集掲載されたワンピースも平置きのものでした。
正方形に切り抜いたときに不自然でない構図
ピックアップ画像や作品の一覧ページで表示される画像は正方形に切り抜かれるので、t長方形の画像を使う場合はその点も考慮した構図で写真を撮りましょう。
作品を写真の真ん中に持ってくれば、まず間違いないです。
これは1枚目の画像だけなので、2枚目、3枚目については気にすることはありません。
ロゴは控えめかナシで。
写真にショップのロゴを入れる方もいると思いますが、作品よりもロゴが目立ってしまってはもちろんNG。
ロゴを入れなくても作品の魅力は伝わります。「どうしても写真にロゴを入れたい!」という訳でなければ、いっそのこと入れない方が無難かもしれません。
ちなみに矛盾しちゃってスミマセンが、私がピックアップされた写真はロゴ入りです。
これくらいなら問題ないようなので、ご参考までに。
まとめ
以上、minneのピックアップ・特集ページ掲載を狙うための、思いつく限りのコツを語ってみました。
ここまでの内容をまとめると
・ピントはバッチリ合わせる
・色味が正確に伝わるように心がける
・できるだけ午前中の自然光で撮影する
・1枚目の写真で作品の概要を伝える
・服は着用画像を1枚目に設定する
・1枚目の写真は正方形に切り抜かれることを意識する
・ロゴは控えめかナシでOK
また気付いたことがあれば随時追記しますが、とりあえずこんな感じです。
より購入者目線で、分かりやすく、作品の魅力が分かる写真に!という当たり前のことを意識するだけで、今までよりもたくさんの人に見てもらえるようになる!と思います。
次は作品の説明文を書くときに意識していることもまとめてみようと思いますー。

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